2018年度生徒対象の創作脚本講座!今年は2月から始めます!

今年もやってきました創作脚本を書いてみたい!書ききって上演したい!本気の指導を受けてみたい!中学生やけど演劇のこともっと知りたい!そんな風に感じているあなた!今年で第3回目となった創作脚本講座がいよいよ始まります!今年はいつもより早く、2018年2月11日に開始!
定員20名に達するまで受付しておりますので関心のある生徒はぜひ応募してください!
<詳しい案内と申込みは以下からダウンロードしてください>

2018年度の講習会は申し込み多数のため、いったん募集を締め切らせていただきます、ごめんなさい!!

沢山の申し込み、本当にありがとうございました!!!

2018生徒脚本講習会案内データ(申込書付)

2017年度全国大会(宮城総文)劇評

文責 木村光寿(緑風冠高校顧問)

煙が目にしみる(千葉県千代立八高等学校)

上演一番目、千葉県立八千代高等学校の「煙が目にしみる」は、堤泰之氏の手による既成作品。火葬場の待合室で、これから火葬される二人の幽霊と、その家族が登場人物。もうこの時点で、観客には見えるけど家族には見えない幽霊という存在や、家族内の死者・喪失、過去に伝えたかったけどできなかったことなど、魅力的な設定が溢れてきて、見事な世界設定だと思います。 “2017年度全国大会(宮城総文)劇評” の続きを読む

2016年度全国大会(ひろしま総文)劇評

文責:木村光寿(緑風冠高校顧問)

上演一番目、広島市立沼田高等学校  「そらふね」
戦後まもなくの広島に生きる、姉妹の生活を中心とした物語。まず OPは、幼い姉妹に対して母親が「お話」をしてあげる所から始ま ります。この「お話」が空をとぶ船「そらふね」へと発展していく のですが、その場面は壮大なミュージカルを思わせるつくりでした 。その後は大きく変わり、しっかりとつくりこまれたセットのなか で姉妹の生活を丁寧に描いた物語が展開されていきます。 やがて話は戦争の傷が暗い影を落とす様子を見せていくのですが、 その折々でOPのお話の世界(そらふね)が登場し、物語を絶望か ら救う役割を果たしていると感じました。この表現された世界は音 、光、身体表現など、本当に高い完成度だったと思う反面、 普段の生活における絶望や衝突の構成がもう少し丁寧であればと 感じる部分もありました。

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「過渡期」を越えて

「過渡期」を越えて(『演劇創造』2015年掲載)

萩原一哉(大阪府高等学校演劇連盟事務局長)

 大阪府の高校演劇は、いま、「過渡期」なかにある。昨年度は緑風冠高校の吉田美彦先生、追手門学院高校の阪本龍夫先生、鶴見商業高校の松山正民先生が連盟の常任委員からご退任された。これまで大所帯の大阪を支えてこられた先生方がここ数年のうちに去られ、メンバーも一新されることとなる。

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2013年度全国大会 劇評

2013年度全国大会 劇評

文責:萩原一哉(淀川工科高校顧問)

 今年の全国大会は大阪市立鶴見商業高校「ROCK U!」の最優秀賞受賞という快挙で幕を閉じた。大阪としては追手門学院高校以来30年ぶり2回目、近畿代表としても3回目の受賞となった。そして、執筆時高校3年生だった作者趙清香さんも創作脚本賞を受賞した。

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